僕たちの
金曜日 つっちーに誘われて またあの屋上に行きました
屋上に出ると 自然に 周りの景色が見られる所に足が向きます
つっちーに希望を与えたのは いつも見てきていたはずの あれらの街の風景でした
その街の風景も また いつもの見慣れた街 に戻りつつあります
屋上には 木々やベンチがあります
もうここに来る事も ないのだよなー・・・・と思ってベンチを見つめていたら
つっちーは そのベンチに腰掛けました
GR DIGITAL3 で フィルム機のローライ35を 撮っています
病院で一緒に過ごした この2機
私の記憶にも深く刻まれるでしょう
翌日の土曜日は 退院なのです
2月20日土曜日 つっちーはこの日を 僕たちの年明け だと言いました
12月の初めに入院して クリスマスの日に容態が悪化し 先の見えない毎日を送り
つっちーと私には クリスマスもお正月も来ていませんでした
だから 退院の日は 僕たちの年明け です
その日は 一緒にいることはできないし 何か特別な事をする訳でもないけれど
「退院したよ うちに帰った」
「おめでとう」
と 人知れずひっそりと ふたりの年明けの挨拶を交わしたのでした
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コメント
年明け,おめでとうございます。
退院おめでとうございます
投稿: nadoyama | 2016/02/21 07:18
心からおめでとうございます
これからも 健康に気を付けて・・・
投稿: イッペイ | 2016/02/21 10:34
>nadoyamaさん
ありがとうございます
ふたりとも日常が戻ってきましたが 今がある事に感謝の気持ちを忘れずに
1日1日を大事に過ごしていきます
投稿: To nadoyamaさん by奈月 | 2016/02/22 01:15
>イッペイさん
その時になってみないと わからない事って沢山ありますね
健康であることのありがたみは 健康な人にはわかりません
痛みを知り 尚且つ人の優しさも知る
投稿: To イッペイさん by奈月 | 2016/02/22 01:21